REIT住宅型の特徴

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REITは値上がりによる利益だけでなく、安定的な配当に魅力がある不動産投資信託であると言われています。REITの投資対象は、オフィスだけでなく住宅市場も有力ですが、首都圏への人口流入による賃貸住宅の入居率が重要になっているようですね。

(1)REITオフィス型と住宅型

REIT倒産と格付けについて見ていきましたが、賃貸住宅市場について東洋経済2013年1月12日号を見てみましょう。
オフィス型に次ぐREITの有力セクターが住宅型である。REITが所有する賃貸住宅の空室率は安定している。それは人口流入が続く首都圏における物件が多いためだ。
REITが所有する不動産物件は、オフィスビルが投資対象として多いイメージのある方もいると思いますが、賃貸住宅も対象となっているようですね。

(2)REIT住宅型の不動産の安定と人口流入

  1. REITの住宅型は、オフィス型に次いで有力
  2. REITが所有する賃貸住宅の空室率は安定
  3. REIT住宅型は、首都圏の物件が多く、人口が流入しているため
REITの住宅型は、空室率が安定しているようですが、不動産投資において、空室率が重要な理由について考えてみましょう。

(3)賃貸不動産は空室率が重要

REITが投資商品として魅力的であるのは、安定的な配当利回りを得ることができるからです。REITが資金調達を行う際に、REIT公募増資の評価は、物件取得を同時に発表すると価格が下がりにくいのが特徴です。

REITの所有する賃貸不動産は、空室率が価格に大きな影響を及ぼすうえに、入居率が高いほうが賃貸収入を多く得ることができます。

不動産開発が人口が多く住みやすい駅前で、人口流入が続いている首都圏で活発であるのは、人気のある場所の不動産は入居率が下がりにくいことが理由ですね。

(4)REITと賃貸住宅市場の動向

たとえば、東京23区の賃貸マンション着工戸数はここ数年低迷を続けているが、人口流入の勢いは衰えていない。特に単身者やDINKS世帯数の増加が目立っている。
賃貸住宅市場は、市場環境の影響を大きく受けるため、REITを取り巻く動向について、需要と供給の観点と人口動態から見てみましょう。
  1. REITが保有している不動産物件が下がりにくい 東京23区の賃貸マンション着工戸数はここ数年低迷
  2. 首都圏の人口流入の勢いは衰えていない 賃貸不動産の空室率が下がりにくい
  3. 不動産賃貸世帯の増加傾向 単身者やDINKS世帯数の増加
REITと賃貸住宅市場の動向を見ると、賃貸用不動産を保有しているREITは、不動産の需要が根強い一方、供給が限定的であることが分かりますね。

(5)賃貸用不動産の需要増加と世帯数の増加

大和証券の住谷アナリストは「家族的な住まいから個の住まいへの需要が増しており、今後もその傾向が続く」と指摘している。住宅型REITのビジネスチャンスは大きい。
日本は、核家族化が進んでいることが指摘されてきましたが、世帯数の増加により、ライフスタイルにあった生活に便利な賃貸用不動産の需要が増していると言えます。

REIT住宅型の特徴を見ると、都市部の立地のよい賃貸型不動産を所有していれば、しばらくは安定した配当利回りを得ることができそうですね。リート日銀買い入れに続く。
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