REITバブル 投資信託に資金流入

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REIT投資信託に大量の投資資金が流入しています。REIT投資信託は、REITよりも小口投資が可能なため人気があり、純資産残高が一気に拡大しており、バブルの可能性もありますね。

(1)REIT倒産とREIT投資信託のメリット

REITは上場不動産投資信託ですが、投資商品であるため、倒産の事例があります。REIT投資信託のメリットを考えると、REITに分散投資をすることで、一つのREITが倒産しても影響を限定的にできると言えます。

株式投資信託やREIT投資信託は、投資資金が大量に流入しています。株式投資信託は投資資金の調達金額に達した後に、再設定してもすぐに資金が集まっており、投資が堅調であることが分かります。

(2)J-REIT投信が上限残高まで投資資金が流入

前回、投資信託値上がり 販売停止の理由について見ていきましたが、日本株投資信託の人気が高まっており投資資金が流入しています。REITバブルが、投資信託に資金流入していることを、2013年4月27日の日経新聞夕刊1面を見てみましょう。
REITに投資するタイプでも、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」は4月上旬に上限の2500億円近くまで残高が膨らみ販売を停止した。東京海上アセットマネジメント投信の「東京海上J-REIT投信(通貨選択)」も2月に販売を一時停止した。
J-REIT投信が上限残高まで投資資金が流入しており、好調が続いていることが分かります。
  1. 2013年2月東京海上アセットマネジメント投信 東京海上J-REIT投信(通貨選択) 販売を一時停止
  2. 2013年4月三井住友トラスト・アセットマネジメント J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) 上限2500億円、販売を停止
複数のJ-REIT投信が、募集の上限まで投資資金を調達しており、株式投資投資信託と不動産投資信託が堅調であることが分かります。

(3)個人マネーでREIT投信が倍増

背景にあるのは、個人マネーの流入だ。投信調査会社のモーニングスターによると、国内のREIT投信の3月末の純資産残高は1兆7500億円と、昨年末に比べ8300億円増加。四半期では過去最大の増加幅を記録した。
REITバブルが指摘されるほど、日銀の金融緩和で資金流入が増えていますが、REIT投資信託の純資産残高を儲かると見込んでいるといことでしょうね。

(4)REITとREIT投資信託の価格が違う

投資家から集めた資金でオフィスビルなどの不動産を購入し、賃料収入を投資家に分配するREITは中核銘柄には1口100万円を超えるものが多い。これに対し、REITを投資対象とする投信は1万円前後から購入できるため「個人の人気を集めている」(モーニングスターの吉田誠調査分析部長)という。
REIT投資信託の残高が増えている理由は、複数のREITに分散投資することでリスクヘッジを行える以外にも理由があるようですね。
  1. REITの中核銘柄 1口100万円超のものがある
  2. REIT投資信託 1万円前後から購入できる
REITとREIT投資信託の違いを見ると、最低投資金額が低いため、投資運用を行いやすいことが分かります。REIT投資信託は、REIT値上がりの儲けを得るとともに、リスクを減らしたい投資家に人気がありそうですね。
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