REIT海外市場の世界ランキング

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REIT市場の世界ランキングを見ると、米国の市場規模が大きいことが分かります。米国のREIT市場は日本よりも市場規模が大きく、種類が多いことや案件開発を行える点が違いますね。

(1)米国のREIT市場が世界一位

REIT市場の世界ランキングと、海外REIT市場の動向について、週刊東洋経済2013年1月12日が報じているので見てみましょう。
日本のREIT市場には11月末時点では35銘柄が上場しており、豪州、フランスとほぼ肩を並べている。世界市場では米国が150銘柄程度と断然トップ。時価総額は日本が4兆1060億円に対し米国は42兆円強と1ケタ多く、豪州も日本より大きい。
REIT市場の世界ランキングを見ると、米国市場が不動産投資信託市場のほとんどを占めていることが分かります。

(2)世界のREIT市場規模

  1. アメリカ 市場開設1960年 上場銘柄数148 市場規模423,436億円
  2. オーストラリア 市場開設1971年 上場銘柄数40 市場規模84,117億円
  3. フランス 市場開設2003年 上場銘柄数36 市場規模49,852億円
  4. 日本 市場開設2001年 上場銘柄数35 市場規模41,060億円
  5. カナダ 市場開設1994年 上場銘柄数36 市場規模39,677億円
  6. 日本は12年11月26日現在、ほかは11月23日現在のため、日本のREIT市場規模は値上がりにより2013年4月28日時点は拡大しています。(出所)みずほ証券
世界のREIT市場規模を見ると、アメリカの市場規模が大きく、市場開設も早いことが分かります。オーストラリアは、市場開設が日本と比較すると早いため、経済規模を考えると市場規模が大きいことが分かりますね。

金融商品取引法改正とREITの影響は、日本の金融市場整備が意識されており、REITの自己投資口買いが解禁されるようですね。REITの価格下落局面で、配当利回りを高める効果がありますので、REITの価格を下支えする金融戦略が実行可能になります。

(3)米国REITの不動産投資信託の銘柄

日本にはオフィス型や複数のタイプに投資する総合型のREITが多いが、米国の事情は違う。「米国はトレーラーハウス特化型、ヘルスケア型、不動産向けローンに投資するモーゲージ型など、さまざまな銘柄がある」とは都市未来総合研究所の仲谷光司主席研究員。とにかく何かに特化しており、個性が強い。
REIT銘柄と種類で、日本のREITの種類を見ていきましたが、アメリカのREITはさらに銘柄が多いことが分かります。
  • REITは特化しているものが多い
  • レーラーハウス特化型
  • ヘルスケア型
  • 不動産向けローンに投資するモーゲージ型
アメリカのREIT市場が大きいのは、特化して組成しており、投資対象の業況判断や投資目的が分かりやすいのが市場拡大のポイントになりそうですね。REIT総合型の銘柄は、投資対象が複数に分かれていることが分かります。

(4)日本と海外のREITに違い

また、日本のREITは物件を取得し、その運用を行うことしかできないが、米国REITは日本で制限されている案件の開発も自ら行える
日本と海外のREITの違いについて、REIT世界首位のアメリカと比較すると、投資内容がかなり異なりますね。
  • 日本のREIT 物件取得、投資運用のみ
  • 米国のREIT 日本で制限されている案件の開発が可能
日本のREITは、リスクが低いように思えますが、REITを組成した大手不動産会社から完成案件を購入すると、利益相反の問題が起こります。

REITは安く不動産を購入したほうがよいですが、大手不動産会社は高く不動産を売却すると儲かります。日本のREITに利益相反の問題があることを考えると、米国のREITのほうがリスクはあっても儲けがあるため健全であると言えるのかもしれないですね。シンガポールREIT投資が成長に続く。
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